2004年05月04日

豊島住民会議 今とこれから

多くの方が産廃不法投棄現場の見学に豊島を訪れてくださっている。最近では、環境教育を目的とした校外学習や修学旅行で訪れる学生、豊島と同じような不法投棄事件、産廃問題を抱える地域の行政関係者や市民が多くなった。

「豊島事件」を経験した豊島住民は、「2度と同じ過ちを繰り返させない」「第2・第3の豊島をつくらない」ために、ゴミの上に立ち、現場の説明や案内をすることを通じて、どのように産廃を処理するのかだけでなく、事件の背景や原因、住民の行動や活動を語り伝えている。

島を訪れてくださった方との交流や感想文などには、ゴミ問題が自分たちの問題であることやゴミをどのように処理するかという出口対策ではなくゴミ自体を減らすこと、循環型社会構築の必要性が語られ、また記されている。

今後は、産廃の不法投棄現場見学だけでなく、本来、島がもっている豊かさ「自然・産業・くらし・人」の回復を目指し、一歩ずつ豊かな豊島を実現させていきたいと考えている。

 
廃棄物の撤去が完了し、不法投棄現場の原状回復までには、十数年の長い歳月がかかる。豊かな緑を回復させるには、さらに時間が必要だ。

豊島は、お年寄りが多く、若い人が島外に出てしまうという全国の山村離島の過疎地が抱える共通の課題をもっている。公害調停事項の履行だけでなく、豊かな豊島を実現させる活動を同時に実行していくことがこれからの大きな課題だと考えている。

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